栗橋駅前で静御前のお墓参り

静御前。

白拍子(しらびょうし)にして、源義経の妻。

といっても正式な妻ではなく、側室というか、第2夫人というか、内縁の妻というか。

そういう存在の方でした。

その静御前のお墓が、埼玉県久喜市にあると聞き及び、行ってまいりました。

 

 

静御前のおはなし

ここで、静御前のおはなしを簡単に。

静御前は、白拍子の娘として生まれました。

白拍子とは、歌と踊りをする人。歌いながら舞う人。

白拍子として活動していた静御前は源義経と出会い、義経の子を身ごもりますが、義経は兄である源頼朝の逆鱗に触れ、命を狙われて、東北へ逃れることに。

静御前の出産にあたり頼朝が出した条件は、女子であれば見逃すが、男子であれば生かしてはおかない、というもの。

残念ながら生まれた子は男子であったため、頼朝の手の者によって、命を奪われてしまいます。

静御前は義経の子を育てることができませんでした。

失意の静御前は京へ帰されますが、その後の消息は不明。

以上、超高速静御前のおはなしでした。

 

栗橋駅

さて、静御前のお墓は、栗橋駅東口からすぐのところにあります。

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栗橋駅は、JRの宇都宮線(東北線)および、私鉄の東武日光線の駅です。

駅前のようす。

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居酒屋さんや喫茶店が立ち並ぶ、静かな駅前です。

静御前のお墓は、ここから歩いてすぐのところにありました。

お墓には駐車場がありませんが、駅前にコインパーキングがあります。

私はここを利用しました。

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60分100円!

ひとりでさっとお参りするだけなので、60分もあればじゅうぶんです。

お車でお越しの方は、こちらを利用されるとよいでしょう。

 

静御前のお墓

駅を背にして左方向に歩いてゆくと、道の右側に、こんな標識が。

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ここが、静御前のお墓です。

こんな看板がお出迎えしてくれます。

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歴史上の人物のこういう絵柄、最近よく見かけるような。人気なのでしょうか?

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こちらが静御前のお墓。立派です。

近づくと、こんな感じ。

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きちんと屋根の下にあり、みずみずしいお花が供えられていて、地域の方々に大切にされているもよう。

墓石の後ろには、つややかな石に、静御前の歌が刻まれていました。

向かって右側には、

静や志づ しづのおだまき くり返し 昔をいまに なすよしもがな

向かって左側には、

吉野山 みねのしら雪 ふみわけて いりにしひとの あとぞ恋しき

どちらも、静御前が義経の子を妊娠中に頼朝の前で舞った際、あえて義経を想う心を歌ったものです。

これを聞いた頼朝は激怒!

頼朝の妻である北条政子が静御前に同情して、頼朝をなだめたそう。

 

静御前のお墓がこの場所にある理由

ところで、静御前のお墓がなぜここに?

頼朝から釈放されたあと、京に戻ったはずの静御前が、どうしてこの地に眠っておられるのでしょう。

きれいな案内板があったので、ふむふむと読んでみたところ…

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奥州平泉(現在の岩手県平泉町)へ落ちのびる義経を慕って、静御前も京を発ち後を追いましたが、その道中の途中で「義経討死」の報を受けます。

悲しみに暮れた静御前は、義経の菩提を弔うために京に戻って仏門に入る決心をしますが、深い悲しみと長旅の疲労が重なって病を得、この地で死去したと伝えられています。

要約すると、こういうことが書かれていました。うーむ、なるほど。

きっと、京から平泉までの道中にあたる別の地域でも、静御前に関するいろんな伝説があるのだろうな、と思います。

しかし、美しく整えられて、新しいきれいなお花がお供えされたこのお墓を見た私は、「ここが静御前の終焉の地なのだ」と思うことにしました。

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桜の木。もう少ししたら、美しい花をたくさん咲かせてくれることでしょう。

静御前も、これならきっと、さびしくないね。街の人たちに大切にされて、よかった。

桜の木の後ろにあるピンク色の建物、何かな?と行ってみたら…

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商店街でした!

飲食店もあるし、夜も人通りがありそうです。これなら、なおさら、さびしくないね。

私は、静御前は悲しい運命を背負った人だと思っていましたが、ここを訪れたことで、救いを感じました。

行ってよかったです。

こういう史跡や名所で、ここまで駅近の便利な立地って、そうそうあるものではないのでは?

ご興味のある方は、ぜひ。

 

彼岸入り

訪れた2019年3月18日は、奇しくも彼岸入りの日でした。

そのことに気がついたのは、帰宅してから。

なんという巡り合わせ!

昔の人に思いをはせ、静かに手を合わせるのに最適な日だったのでした。

 

アクセス

静御前墓所 埼玉県久喜市栗橋中央1‐2‐10

鉄 道

JR宇都宮線(東北線)・東武日光線「栗橋駅」東口より徒歩1分

自動車

  • 東北道加須I.C.より約20分
  • 東北道久喜I.C.より約25分

駐車場あり(近隣・有料)

 

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