低視聴率でもNHK大河ドラマ「いだてん」がおもしろい!

NHK大河ドラマ「いだてん」。

毎週のように、もう、いやになるくらいに低視聴率ぶりがネットニュース等で書き立てられています。

しかしながら、私はとってもおもしろいと思って、毎週楽しみに見ています。

私が見た今までの大河ドラマの中では一番おもしろいと思って、毎回大笑いしながら見ています。

 

 

NHK大河ドラマと私

幼少のころから、NHK大河ドラマを見てきた私。

幼いころはわけもわからず、ただテレビがついていた状態でしたが、成長するにつれ、きちんと見るようになりました。

私は歴史が好きです。

ものすごく詳しいわけではないけれど、学校で習うような大まかな流れや動きは把握しているつもり。

だから、大河ドラマの主題になるような時代や人物は大概知っているし、例え知らなくても、その時代に何があったか、どういう流れで歴史が動いてゆくかは理解しているので、結末を知りながら見る、いわば「刑事コロンボ」もしくは「古畑任三郎」状態で楽しんできました。

そして、誰に教えられるまでもなく、あくまでもドラマであることを忘れずに見ています。

「この人とあの人がその場所で出会うなんてあり得ない!」

などと、鼻息荒く論じている方をお見かけすると、

「だって、ドラマでしょ」

と思ってしまう私。

突然「辞表」と表書きした退職願を上司に叩きつけてその場でいきなり仕事を辞めてしまう、というファンタジーとしか思えない展開がまかり通っている現代ドラマの方が、よっぽどあり得ないだろう!と思ってしまいますが。

それはさておき、とにかく私はもう何年も、毎週日曜の夜は大河ドラマを見ています。

たまに、数か月で挫折してしまう年もありますが…

 

NHKに視聴率って必要?

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さて、2019年の大河ドラマ「いだてん」。

放送直後には毎週のようにネットニュースで視聴率の報道があります。

つい先日発覚した出演中の俳優さんの問題もあったので、次回の放送後には、もっと話題になるかもしれません。

視聴率は要するに、どれだけの人がその番組を見ているか、という数字です。

企業がスポンサーとなり放送する民放の番組ならば、視聴率が大切なのはわかります。お金を出してもらっている企業のために、より多くの人に番組を見てもらう必要があるのですから。

でも、NHKにはスポンサーはいません。

テレビのある家にもれなく、見ている見ていないは考慮されずに有無を言わさず請求される受信料で番組を作っています。

いわば、有料放送です。

だったら、そんな数字にとらわれることなく、自分たちがいいと思う番組を世に送り出せばよいのでは?と思うのです。

受信料は支払っているけれどNHKはほとんど見ない、という方を、私はたくさん知っています。

人気がどうかを気にしなければならない位置にいる他局とは、そもそもの存在が違うのですから。

 

「いだてん」のおもしろさ

「いだてん」は、1912年に開催されたストックホルムオリンピックに、日本人選手として初めて参加した金栗四三(かなくりしそう)選手のものがたりです。これが前半のお話で、後半は1965年に開催された東京オリンピックのものがたりになるとのこと。

私はこれまで、金栗氏のことをまったく知りませんでした。

その時点で、ワクワク。知らないことを知る楽しみでいっぱいになりました。

そして、時代。ストックホルムオリンピック開催年の1912年は、和暦の明治45年。私が今まさに勉強中の近代です。

興味津々で見始めた私は、すぐにそのおもしろさの虜に。

主演は、中村勘九郎氏。まっすぐなマラソン青年を、嫌みなく演じているのはあっぱれ。

彼のそのまっすぐさゆえに起こる出来事が面白くて、笑ってしまいます。

脚本は、宮藤官九郎氏です。

これまであまり馴染みのなかった、その時代の文化風俗に触れられるのも楽しみのひとつです。

関東大震災で崩壊してしまった凌雲閣(浅草十二階)が出てきたり、石畳の街を人力車や路面電車が走っていたり、見ているだけでウキウキします。

「いだてん」は確かに、これまでの大河ドラマとは毛色が違います。

そのため、長年の大河ファンには受け入れられない部分もあるのかな、とは思います。

しかし、これまであまり大河ドラマに親しんだことのない人には、どうでしょう?

「歴史に興味がない」という方でも、近代ならば親しみやすいのでは?

そして、そういう方たちに内容の面白さに気がついてもらえば、NHKが気にする視聴率は伸びるのではないでしょうか。

しかつめらしく、「大河ドラマです」というのではなくて、「クドカンのおもしろいドラマだよ」という立ち位置でもよいのでは?

余計なお世話かもしれませんが。

 

少数派だってみんなみんな生きているんだ

私はどちらかと言うと、少数派です。

昔から家庭でも学校でも、何か、どこかが周囲の人からずれていて、生きづらさを感じてきました。

これまでの大河ドラマで、大人気だったあの作品もこの作品も、実はあまりおもしろいと思えなかった。

多くの人が大好きな歴史上の人物を、これまた大人気の役者さんが演じているのを見ても、「やっぱり両方(歴史上人物と役者さん)ともあまり好きではないな」と思ったことも。大河ドラマ以外でも、私が毎週楽しみに見ていたテレビ番組は、私の周りにいる親しい人は誰も見ていなかったり、みんなが好きな番組は、私が見てもおもしろいと思えなかったり。

私の好きな番組は視聴率が芳しくなかったり、残念ながら途中で打ち切りになってしまったこともあります。

ここで私が何を言いたいかと申しますと、どんなものにも必ずファンもアンチも両方存在するということ。

ファンが多ければそれが必ずしも良作とは限らないということ。

人気がない=駄作、ではないということ。

つまり、良いものを作って世に出す!と思ったら、それが多くの人に受け入れられるか否かは別にして、自信を持って最後までやり遂げて欲しいのです。

NHKなら、それができるのだから。

いくら視聴率が悪くても、楽しみにしている人がここにいるよ、忘れないで、と思わずにはいられません。

多様化が進む現代、数字に流されることなく、信念を持って番組を作り続けていただきたい。

そして視聴者は、自分が好きだと思うものを見ればいい。

好きではないのにわざわざ見て文句を言うのなら、見なければいいのです。

それがテレビなのですから。

 

まとめ

とにかく、私は「いだてん」が好きで、楽しみにしているよ、というお話でした。

私は別に特定の団体に所属しているわけではないし、受信料うんぬんの議論をしたいと思っているわけではありません。というよりむしろ、それはしたくありません。

視聴率が低くても、楽しみにしている人はいるよ、ということをお伝えしたかっただけです。

ご興味がある方は、ぜひ見てみてください。

次回(2019年3月17日)の放送は、いよいよオリンピック開幕!

楽しみです。